雑貨屋さんへ行くと、商品が並ぶ棚の中にこんな張り紙なんかをみたことがありませんか?
『展示品につき、○○%OFF!!』
見たところ、確かにちょっと埃を被ってたり、汚れも少しあったりするけど、これくらい拭けばどうってことないし、問題なく使えそうです。
ちゃんと箱もついてくるみたいだし、それなら安くなる展示品でもいいやと思って買う人、いませんか?
ちょっと待って!その展示品、本当に大丈夫?
実は、展示品を買う際にはいくつか注意した方が良いこともあります。
今回はそんな展示品を買う際に注意するポイントをお話しましょう。
モノによっては、買わない方が良いモノだってあります。
アロマミスト系
うちの雑貨屋のインテリアコーナーには、たくさんのアロマミストが並んでいたのですが、私はこれだけは絶対にタダでも展示品はいらないと思ってました。
アロマミストという商品は、容器に水を入れて、そこにアロマ用の油を垂らして使う小型の加湿器です。
水蒸気で加湿をしつつ、アロマの香りで癒しの効果も期待できるという、私好みのお洒落インテリアです。



うちの店では、これをよく箱から出して実際に動かしていました。
こういうのは、やっぱり使っているところを見せた方がお客さんも商品のイメージを持ちやすいですからね。
さて、もうなんとなく想像がつくのではないでしょうか。
仮にこのアロマミストを朝10時から夜9時まで、一ヶ月ほど使ったとすれば、一日10時間以上を30日なので、単純に300時間稼働している計算になります。
それだけの長時間使用すればいつ壊れてもおかしくありません。
おまけに、これだけの長い時間、水を入れっぱなしにしているので内部はカビや雑菌でとても不衛生です。
いくら安くてもアロマミストは避けた方が良いでしょう。
デジタルフォトフレーム系
最近は格安Androidタブレット端末の方が安かったりするので、人気が下火になってきたデジタルフォトフレーム。
しかし数年前は結構な人気商品でした。
雑貨屋さんではよく見かける商品ではないでしょうか。
特に、ちょっと年配の人なんかが「ハイテクな製品」だと思って買って行くんですよね。
とはいえ、この商品もやっぱり箱のままよりは実際に動かしてる方が見栄えがいいですからね。
展示品が結構売られていることが多いんです。
こういう商品は使用されるスライドショーや動画のサンプルは、毎日ずっと同じものが流れています。
電気を使う製品なので、当然長時間使用すれば壊れる可能性もあるし、画面焼けしている場合があります。
画面焼けとは、同じ発色の光をずっと出し続けているために、その部分が焼けてしまう事を言います。
とにかく早い話、長時間同じ画像や動画を流せば、液晶の画面は悪くなってしまうって事です。
なので、デジタルフォトフレームを購入する際は展示品は要注意です。
カバーを外せないクッション

そう、みんな手に取るんですよ。
汚れが目立たなくても、いろんな人が手に取って触り、時には床に落としたり、逆に長い間棚の奥に眠って埃を被っていたりして、非常に不衛生なんです。
クッションとかはむき出しで売っていることが多いですが、買う気がなくともついつい肌触りを確かめたくて手に取っちゃう人も多いんですよね。
商品を並べる店員も、クッションコーナーのために手を洗ったりするわけじゃないので、どんなに棚に綺麗に陳列してあっても、ある程度汚れているものなんだと思うくらいでいた方がいいです。
なので、カバーを外して洗えるものはまだしも、そうでないクッション系全般は雑貨屋で買うことはあまりオススメできません。
そんなわけで
如何でしたか?
安いと思って買ってしまう展示品、実はとても不衛生だったり、いつ壊れるかわからないリスクを抱えている事が少しわかってもらえたのではないでしょうか。
まとめると、家電、水を扱う商品、クッション系の商品は要注意です。
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