個人経営のセレクトショップや、インテリア中心の専門店でない限り、最近の雑貨屋はたいていアニメのキャラクターグッズが並んでいるかと思います。
ヴィレッジヴァンガード、東急ハンズ、ドンキホーテなどの大手では最近、よく見かけるようになりました。
『ワンピース』、『進撃の巨人』みたいな誰でも知っているような作品から、若い世代の女性に人気の『おそ松さん』『うたのプリンスさま』や、大ヒット映画『君の名は』あたりは特に見かけます。
確かに携帯カバー、クリアファイル、ラバーストラップなど、そういう小物は雑貨屋なので置いてあっても不思議ではありません。
しかし、アニメグッズって専門店もあるし、ネットで購入するという人も多いはず。他の商品も大量に扱っている雑貨屋で、アニメ好きの人はわざわざグッズを買うのでしょうか。
キャラクターグッズとアニメグッズの違い
この線引きをするのは難しいですが、一つの基準としては、「キャラのグッズ化をする事を前提にしたもの」と「漫画、アニメ化で人気が出た作品をグッズ化したもの」の違いがあるかと思います。
前者のキャラグッズはリラックマ、ディズニー、サンリオなどが挙げられます。
つまり後者が今回のテーマであるアニメグッズ、すなわち、上で挙げたようなアニメ、漫画原作のグッズが当てはまります。
キャラクターグッズは小さい子どもから大人まで親しまれやすいものが多いです。
だからグッズとして実際に売っているところを見ると思わず手にとってみたくなる気持ちもわかります。
しかし、アニメグッズはそのアニメが好きな人しか買いません。
それでも、雑貨屋がわざわざアニメグッズを選んで置くのには、理由があるからなんです。
商品を買うターゲット層が明確でマーケティングしやすい
理由の一つは、アニメグッズは原作の売り上げからどういう層に支持されているのかを把握しやすいため、商品化するための企画が通りやすいのです。
例えば、私が雑貨屋の商品企画をやったとしましょう。


とまあ、こんな感じで商品企画をしやすいんですよね。
アニメを知ってる人しか買わないのでターゲットは狭いのですが、反面、知っている人はどういう層なのかを分析しやすく、売り上げの見込みも立つというわけです。
これが、雑多な商品を扱う雑貨屋でもアニメグッズを置く理由なのです。
いわゆる「オタク」に偏見を持つ人が減ってきたから
昔は、アニメや漫画が趣味というだけで「オタク」と言われてあまり良い印象を持ちませんでした。なので、こうした「オタク」と呼ばれた人は同じ人たちが集まる専門店などで商品の購入をしていたのです。
しかし、そうした偏見も徐々に薄まってきており、若い世代は特にそのような抵抗がありません。そのため、専門店でもないお店でも、こうしたアニメグッズを取り扱うところが増えてきているのです。
そんなわけで

いかがでしょうか。
アニメグッズを扱うようになったお店が増えたのには、このような理由があるからなのです。自分の好きな作品が思わぬ場所で見かけるとちょっと嬉しくなってしまいます。それでついつい買ってしまうという人もいるのではないでしょうか。
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