あなたのプレゼントを心を込めてラッピングします
私が働いていた雑貨屋では、商品のラッピングサービスを実施していました。
有料と無料のラッピングがあって、有料だと袋を使います。
こんな感じですかね。
結構大きな商品にも対応してて、50cm以上あるぬいぐるみも余裕で入る袋も用意してました。
袋のラッピングのやり方は一見、簡単に見えて口の部分を綺麗に結ぶのが難しかったりします。
でも、これはちょっと練習すれば誰にでもできるようになります。
何よりも、袋とリボンのおかげで、ちょっと形が崩れてもそこそこな見栄えになって、汚く見えることはないですからね。
ただ、無料のラッピングとなると話は別です。
無料ラッピングでは包装紙によるラッピングをおこないます。
ちょうど、やり方を解説した動画を見つけたので載せておきます。
ちゃんと綺麗に包めるようになるのに私は一ヶ月くらいかかりました。
この包み方、商品の箱をクルって回しながら包むので、紙に隙間ができてしまうとブカブカとして見た目が歪になってしまうんです。
できるようになるまで何度も練習しましたが、最初はあまりに出来なくて「不器用だなあ」と店長に失笑されました。
それでもやっとできるようになってくると・・・
ようやく箱を綺麗に包めるようになると、店長から次の課題を課されたのです。
「それじゃぬいぐるみでやってみようか」
うちのお店では、無料のラッピングは紙の包装のみなので、お客さんがどんな商品でも「ギフト用にしてください」って言ってきたら、たとえぬいぐるみであっても包装しなくてはなりませんでした。
そもそも、教えられたラッピングの方法は箱を使って包装するものなのに、柔らかくて形が定まらないぬいぐるみは紙でラッピングするものに適するはずがありません。
そこで、そういうお客さんには袋のラッピングを勧めます。別にうまく出来ないからそれでお金を取ろうって事じゃなくて、紙だと綺麗にならないから、ちゃんと贈り物にするならちゃんとした袋に入れた方が綺麗だからです。
しかし、やはり有料となると躊躇するお客さんも多いんですよね。
しかしお客さんが有料ラッピングを断り、紙でと希望してくる以上、やらないわけにはいきません。そこで、ぬいぐるみも紙で包むのですが・・・。
ぬいぐるみのような形の複雑なものも、なんとか立方体の箱に見立てて折って行きます。
幸い、リボンがあったのが救いで、これのおかげで遠目からはそれなりに綺麗に見えました。・・・多分。まあ、一応はギフト用の綺麗な包装紙ですから、さすがに新聞紙でぐしゃぐしゃに丸めたような汚いものにはなりませんけどね。
番外編として、こんなものも紙でラッピングしてましたよーってものをご紹介します。
ボール
変な形をした花瓶
鉛筆・ボールペン(一本から)
カバン・ポーチ
こんな感じで、どう考えても紙の包装に向かないものも、お客さんからプレゼント用にラッピングしてくださいと言われたら頑張って紙で包んでました。袋にすればいいのに・・・。とは常に思ってましたが、やっぱり無料だし、そもそも紙でしか無料のラッピングを用意してなかったお店側もお店側ですね。
人に贈るためのラッピングをするなら、ちゃんと商品の形に合ったラッピングを選んだ方がいいと思います。その場では綺麗に見えても、持ち帰り、人に渡すときまでに崩れて紙がボロボロになってしまったら、もらう側も良い気分はしませんしね。ぬいぐるみなんかは紙で包んでも、とても破けやすいので、渡すまでにボロボロになってしまってはせっかくの綺麗な包装も台無しです。
ギフトショップや雑貨屋の贈り物用ギフトラッピングは無料と有料で別々に用意しているところも多いですが、もしお店の有料ラッピングの見た目がイマイチに見えたら、自分で簡単にラッピングできるグッズを用意しても良いかもしれませんね。
お店で買わなくても、通販サイトではラッピングした状態で商品を発送してくれたりもしますから、そういうサービスも利用して見るのも良いかもしれません。