そもそも腕時計をつける意味って?
よく、社会人なら一本はそれなりの時計を持っておけって言われたりします。
しかし今の時代、携帯やスマホを当たり前に持ち歩く現代人ならば時計の必要性ってあんまり感じないですよね。
もちろん、職業柄で時計が必要な場合もあるでしょう。
教師や、外で作業をする人なんかもいちいちポケットからスマホを取り出すのが面倒になるなら必須だと思います。
このように、実用的な面は現代では薄れているかと思います。
だったらファンションアイテムとして着ける、というのもアリです。
実際、身につける時計でその人の社会的ステータスがわかるって言ったりしますもんね。
でも、そのために高額な時計を着けるのもなんか違うかなって気がします。
こういうのは自分のこだわりが一番大事だと思うんです。
安かろうが、高かろうが、身につけるものにこだわりを持てれば、それだけで時計にもよりいっそう愛着が湧くし、大事に扱おうとします。
そこで今回オススメしたいのが機械時計というわけです。
機械時計の魅力とは?
機械時計の魅力は、技術の結晶とも言えるこの複雑怪奇な小さな部品にあります。
こんなに小さいにも関わらず、数百もの部品が一つの無駄なく針を正確に刻むためだけに存在し、カチカチと音を立てて動いているのです。
なんとロマンのある事でしょう。
・・・なんて想いを馳せてみるのも良いですが、機械時計にしかないメリットを言うならば、電池交換不要の手巻きという部分ですかね。
一般的なクオーツ時計は数年に一度、電池交換をしなくてはなりませんが、機械時計は内部の部品磨耗や故障がない限りは半永久的に動かせるのです。
動力はゼンマイで、ネジを巻いて動かします。
一度ネジを巻けば、長いものだと数日間動き続けます。
そこで私がオススメする機械時計が、実際に私も持っているeposになります。
機械時計eposの魅力
エポスは時計の本場、スイスの会社で、1925年創業の伝統ある会社です。
クオーツ時計の台頭で、機械時計を専門に扱う時計職人が次々と消えていく中、最後まで残った数少ない企業なのです。
ロレックス、タグホイヤー、オメガなど、他のスイス製時計メーカーに比べるとブランド力はないかもしれませんが、それでも長年機械時計を作り続けてきた確かな技術と実績があります。
そしてその技術を詰め込んだ機械時計の機構をスケルトンにしてまる見えにしたのがこちらのモデルなのです。
私が持っているのはこちらの『EPOS エモーション スケルトン 3424SKSL』です。
シルバーを基調としたデザインに、ステンレススチールにはめ込まれたサファイアクリスタルが文字盤の全面と裏面を覆っています。
軸受け部分に使用されているピンクのルビーもオシャレです。
裏面もこの通り。
つけている本人しか見えないのがもったいない美しさです。
このように巻いたゼンマイから、動き続ける秒針の小さな歯車も全部くっきりと見えてしまうので、表面的なデザインだけでなく、中身の機構そのものの美しさが感じ取れるのです。
実際の使用感は?
私は他に機械時計を持っていないので、(ましてや超高級時計も)比較は出来ないのですが、約一年ほど使用してみて感じた事をいくつか。
ゼンマイは、最大まで巻くと最大で約二日持ちます。
なので、一日使い終えたらその日の夜か、朝にでも巻き直せば日中に止まることはありません。
静かな場所だと、針のカチカチ音がよく聞こえます。
私が神経質なせいか、最初はこの針の音がちょっと気になりましたが、慣れると気にならなくなります。
さすがに暗闇だとデジタルや携帯の時計に分があると思いきや、暗闇だと針と文字盤は光ります。
なので場所を選ばずにつけられると思いました。
防風・防水、サファイアクリスタルで表面の傷はつきにくいので、アクティブに動き回る人にも使えるようですが、デザイン的にスポーツ向きではないですね。
あと、これは私の不注意ですが、一度落としてしまい、止まってしまった事がありました。
しばらくしたら何事もなかったかのように動いたので問題なかったのですが、強い衝撃を加えるのはよくないですね。
レザーのベルトは、毎日使い込む人なら1〜2年で交換は必要になると思います。
まあ、皮なのでこれはしょうがないかもですね。
そんなわけで
いかがでしょうか。機械時計の魅力が少しでも伝わってくれると幸いです。
今回紹介したeposですが、他のデザインもとてもオシャレなのでいくつか載せておきます。
それからeposは他の有名スイスブランドに比べるとちょっとマイナーなメーカーですが、決して安い時計ではありません。
とても高額な時計であることには変わりないので、よく考えてから購入しましょう。