バラエティマスクって?
雑貨屋に置かれる定番商品ですね。
最近だと、youtuberやニコニコ動画の動画投稿者などのネットで顔を晒すリスクを抑えるために使用する人も増えています。
そうでなくとも、マスクを使った一発芸なんかは宴会などのイベントの定番ですよね。
しかしそのマスクも、「ただ見た目が面白いから」という理由で選んでいませんか?
実は、マスクの使い道をちゃんと理解しておくと、その効果をさらに高める事ができるのです。
動画投稿者や、不特定多数の人の前でマスクを使う機会がある人には特に読んで欲しいです。
そもそも、マスクをつける事の意味って?
マスクには大きく分けて2種類あります。
空気中の体内に入ると毒になるものをフィルターで取り除いて息をするための口を覆う「工業用マスク」と、人の顔を覆って劇やショー、何かの儀式に使われるバラエティマスクです。
工業用マスクは、風邪や花粉でつけるマスクも含まれます。
当たり前ですが、これはつけている人の目的はわかりますよね。
一方の顔の全体を覆うものや、目元などの一部を覆うバラエティマスクだと、また少し違ってくるでしょう。
人は相手に何かを伝えようとするとき、言葉だけでなく相手の顔の表情からも読み取ります。
その際に、顔が見えないと相手の真意を読み取れず、たとえ親しい相手でもコミュニケーションを隔てる事になります。
その心理を利用して、ホラー映画や劇ではマスクをつけた人が良く登場するし、お祭りや儀式でも顔を覆う事で神秘的な印象を残す事ができます。
つまり、バラエティマスクの使い道はこの「相手との距離を隔てるコミュニケーション」をうまく理由する方法を考えれば良いわけです。
そしてただ顔を隠すのではなく、顔のどの部分を隠すかで印象がだいぶ変わってきます。
顔の一部を隠すもの
目元、あるいは口元を隠すタイプのお面です。
全面を覆うのではなく、顔の一部だけにすると多少は顔の表情や輪郭が分かります。
これはビジュアルを重視する場面で良く使われます。
顔は人前に晒したくない、けれども自分という「個」を残したいという時に使えます。
漫画やアニメで仮面をつけるキャラが、顔の一部しか隠さないマスクをつけるのにも、元のビジュアルを生かすためだったりします。
表情が全部見えない分、クールなキャラを作りやすい、というのもあります。
また、最近は風邪や花粉でもないのにマスクをつける女性が増えていると思いませんか?
これも自分のビジュアルを良く見せるための工夫で、目元は化粧で綺麗に見せられるけど、口元は難しいからなんですね。
全面を覆うマスク
こういうタイプのお面は、顔の表情を全く読み取る事ができません。
そのため、不気味さを演出するには良いですね。
繰り返しになりますが、なぜお面をつけた人が不気味に感じるのかというと、「顔の表情が見えないので行動が読み取れないから」なんです。
つけているその人の「個」が読み取れません。
例えば、お祭りなんかで売っている子供が買うキャラクターのお面なんかでも、見知らぬ人がつけて歩いているだけで十分に不気味です。子供なら遊んでいるんだろうなって思いますが、大人が付けていたら、何をしているのか分からないのですちょっと不気味ですよね。
しかし、これがお面をつけていても「何をするのかが分かっている状態」だと、その不気味さはなくなり、逆にお面の表情から滑稽さを演出する事ができるのです。
こういうユニークなお面は、「誰がどういう目的でつけているのか」が分かっているとより面白さを引き立てるわけですね。
つまり、顔全面を覆うマスクはつける人の目的が明確だと自分という「個」を消してお面のキャラクターなどになりきれるというわけです。
まとめるとこのようになります。
・「個」を完全に消してマスクのキャラになりきる必要があるなら全面隠すマスク
そんなわけで
いかがでしょうか。
使うマスクの選び方は相手がその用途を知っているのかどうかで変わってくるのです。
もしみなさんがバラエティマスクを買う機会があれば、このあたりを意識しながら選んでみましょう。
特に、最近はyoutuberとしてデビューしたいと考える人が、顔出しにちょっと抵抗があるって考えている人は、このあたりを抑えてマスクを選んでみると良いと思います。