本当につまらないもの渡しやがって!な驚きの品物
引越しで隣の人へのご挨拶の時や、取引先の人に向けて何か手土産を渡す時なんかに使われる「つまらぬものですが」という慣用句。
元々は目上の人に対して「自分なんかが選ぶ品なんか、あなたの前では大したものではないかもしれませんが」と、へり下る意味を込めて使われる言葉でした。
しかし、一般的にこの言葉を贈り物をする人に使うのはあまり良くないとされています。
はい。つまらないものなんて誰もいらないんです。
しかし、世の中には本当にそんな「つまらない物」を贈ってくる人もいるんです。
もしかしたら、贈った本人にとっては一生懸命選んだのかもしれないけど、もらう側にとってはいらない物をもらっても嬉しくありません。
そこで今回は、私が雑貨屋で働いていた時にスタッフやお客さんから聞いた「もらって本当につまらなかった物」をご紹介したいと思います。「そんなものを人に贈るのか・・・」と驚く物や「気持ちはありがたいけど・・・」と思うようなありがた迷惑な物まで色々ありましたので、その中でもいくつかピックアップしてみました。
つまらない定番、タオル
無難中の無難、タオルです。人によってはありがたいのかもしれませんが、普通の人はタオルなんて余分に何枚も持っているものです。そんな物を今更もらっても「お、おう・・・」みたいな反応になりますよね。
ほとんど面識のない人への当たり障りのない贈り物を選ぶという事なら選択肢としてアリかもしれませんが、親しい人や、日頃お世話になっているような人に贈るのはちょっと気が引けますね。
工具セット
何故これを人に贈ろうと思ったのでしょうか。決して安いものではないので、何か意図はあったのかもしれませんね。DIYをやる人だから、とか。
こういうのは人からもらうよりも、自分が必要として買うものです。使い道のない人もいるでしょうし、贈り物には適しません。
蛍光灯
もはや意味不明。どう考えてもこれ、自分がいらないと思った物をあげただけですよね。言ってみれば、ゴミの処分をお願いされたような物です。もう失礼を通り越して嫌味か何かでしょうか。
ゴルフクラブ
なんとなく想像ですが、きっとゴルフが好きな人から「君もやれよ」という意味も込めて贈られたのでしょう。上司や、会社の重役でしょうか・・・。
人によっては喜ばれますが、全く興味がない人からしてみれば逆に迷惑ですよね。モノが高額なだけに、一度もらってしまったら使わない訳にもいかなくなって、行きたくもない付き合いに乗らないといけなくなる・・・なんてこともありそうです。
セロハンテープ
現金
現金は「贈り物」とは呼びません。ある意味で贈り物から一番遠いモノです。「つまらぬモノ」ではないかもしれませんが、相手への贈り物を選ぼうとせず、現金で済ませようという魂胆が「つまらぬモノ」ですよね。
そんなわけで
ちゃんと相手の事を考えた贈り物を用意しようという気持ちがあれば、こういう物を人に贈ろうだなんて発想には普通ならないはずです。
自分がつまらないと思うものは相手にとってもつまらない物だし、自分が良い物と思っても、相手にとってはつまらない物かもしれないって事は常に考えながら、探すようにしたいです。