これであなたも月地主!?月の土地が誰でも買えるって知ってた?
誰でも一度は月に行ってみたいと思った事があるでしょう。物語の中で登場する月といえば、うさぎが餅つきをしているというおとぎ話があったり、あるいは月の住人は優れた科学力で、人類からは見つからないように姿を隠しているというようなSF作品まで、月には誰かが住んでいるというようなイメージがあったりなかったり・・・。
そんな月ですが、実は誰でも土地を買う事が出来ます。販売しているのは株式会社ルナエンバシーというアメリカの会社です。
本当に月に行ったら自分の土地は保証されているのか、というと、それは多分無理な話だと思うのですが、一応法律上はこの会社が月の土地の権利を持っている事になっているので、ある意味で月の土地を本当に購入している事になります。
広大な土地が広がる月とはいえ、土地ともなれば高価なのかと思いきや、そうでもないという・・・。本当にこれが使えるのかと逆にちょっと心配になったりもしますが、現状は月の土地を買えるのはここだけなので、どうやらこれを信じる事しかなさそうです。
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月の土地を買って何をするの?
実際に月に行ったとして、自分の土地で何をやるのかと考えますよね。家を立てるも良し、お店を作るも良し、月極で有人ロケットを止める駐車場を作っても良いかもしれません。
とはいえ、そんな時代が近い将来に来るのかというと、まだもう少し時間がかかりそうです。
結論としては、買った土地を使って何かをするというのは諦めた方が良いでしょう。もし近い将来、人類が気軽に月へ行ける日が来たとしても、買った土地に何かをしようと本気で考えているのなら、NA●Aに就職して多くの人が賛同出来る理由をつけてプロジェクトを起こすしか方法はありません。
本当に購入したのは月の土地ではなく、ロマン
月の土地の使い道、それはズバリ、ロマンを買う事なのです。その昔、まだ海外旅行が一般的ではなかった時代に『ハワイの缶詰』なる商品が売られていたそうです。これは、その名の通り、本当にハワイの空気を封じ込めただけの、中に何も入っていない缶詰なのですが、当時の人はこれで遠い異国の地に思いを馳せていたのです。
本当かどうかは分からない。けれども、それっぽく商品として売られているからこそ、そこにロマンを感じ、思わず購入してしまう。そんな人間の心理を突いた、ちょっとずるい商品なのです。(もちろん、悪い意味ではなく)
ジョークグッズに近いけど、贈り物にすると喜ばれる?
「君に月の土地をプレゼントしよう」なんて、バブル時代の成金社長が愛人へのプレゼントをするかのようなそんなセリフを言えるというのはある意味すごいですよね。それがほんの数千円で叶ってしまうのだから恐ろしいものです。相手がどこまで本気にするのかは分かりませんが、月の土地が買えるって事を知らない相手からすればきっと驚いてくれるでしょう。
月の土地の所有権を主張するルナエンバシーは、権利宣言書を国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦に提出し、異議を唱えられなかったので、妙な話ですが、ある意味で本当に月の所有者なのです。
だから、「これは本物なの!?」って言われても、皆さんは「本当だよ」と胸を張って言うことが出来ます。
そんなわけで
誰でも購入できる月の土地、こういうものに「本当に使えるわけないじゃないか」と突っ込むのは無粋です。あくまで「本当に自分が月の土地の所有者になれた・・・のかな?」と、半信半疑で疑問を抱きつつも、どこかロマンを感じる所に、この商品の魅力はあるのです。
宝くじで、結果が発表されるまでは一億当たったら何に使おうかとあれこれ考えれるのは楽しいですよね。でも結果は全部ハズレでがっかりするのですが、当たるまでの間が楽しい、だから宝くじを買い続けるって人もいるのです。発表されるまでは、自分が本当に一億円を手にしている「かも」しれないのですからね。