耳に入れない!骨伝導!次世代イヤホンの需要は高い!
通勤、通学中はいつも音楽を聴いている人は多いと思います。しかし、イヤホンは長時間使っていると耳が疲れて来ますよね。
おまけに、耳を塞ぐわけですから、周囲の音を遮断します。後ろから車が来ていると気が付かなかったり、自転車の運転中にイヤホンをつけている人をよく見かけますが、あれは大変危険な行為です。
そこで、耳に入れない「耳掛け・骨伝導イヤホン」の需要があるわけです。
耳に入れないのにどうして音が聞こえるの?
出典:TSUNEO
そもそも、「音」とは、空気の振動です。昔、小学校の理科でゴムを使って振幅数によって音が変わる事を実験しましたよね。
通常使っているイヤホンは、空気の振動によって耳の中の鼓膜も振動し、聴神経に届く事で脳が「音」を知覚します。しかし、骨伝導は骨を振動させる事で、その振動が聴神経に伝わり、音として認識されるのです。
要は、自分の骨がスピーカーになるので、耳を塞がなくても音が聞こえるわけです。鼓膜が弱く、音を聞き取りづらい人が付ける補聴器も、この原理で出来ています。
気になる音質は?
骨の振動で伝わる音って、正直どうなのって思う人も多いかと思うので、結論から単刀直入にいうとですね・・・。
通常のイヤホンに比べると音質は劣ります。
どうしても音の振動の伝わりやすさは鼓膜の方が繊細に出来ています。特に低音は物足りなく感じるかと思います。骨伝導は音楽よりも通話などの音を拾いやすいです。
音質を重視する人は従来のイヤホンを使った方が良いでしょう。ただ、外で使うわけだし、周囲の音を遮断したくない人に向けた商品ですから、そこそこの音質で、邪魔にならない程度に音楽が聴ければ良いという人なら気にならないと思います。
安物には手を出さない方が良い!
この手の商品は、ちょっと探してみると、こんな感じで色々と見つかります。安いものだと2000円台からも購入出来ますし、まずは安いものをちょっと試して見ようかと考える人も多いと思うので、いくつか試した私から一つご忠告。
安物は絶対にやめた方が良いです。
骨伝導と唱っていながらも、ただ音漏れスピーカーの音を聴いているような商品や、耳にしっかりフィットしない事もあり、これではちゃんと骨伝導になりません。
激安でも、Amazonのレビューを見ると概ね評価の高い商品がたくさんありますが、ほぼサクラレビューです。このレビューに書いてある内容は信じない方が良いですね。
通話をメインで使う人なら安いものでも問題ないと思います。ただ、普段から音楽を聴く人にはちょっと厳しいです。
耳を塞がないから自転車にも使える!っていうけど・・・
自転車の運転中にイヤホンをするのは交通違反です。そして実のところ、耳掛け・骨伝導イヤホンの使用もグレーゾーンです。
パッと見、普通のイヤホンと見た目が変わらないため、警察官によっては注意をする可能性もあるようです。
「周りの音さえ聴こえて良いなら、イヤホンを片耳だけにすれば良い」という人もいますが、これも場合によっては駄目みたいなので、耳掛け・骨伝導イヤホンも同様だと思った方が良いでしょう。
それでも耳を塞がないイヤホンが使いたい!という人にオススメなのは?
ambie sound earcuffs
巷で話題のイヤーカフ型イヤホンのambieです。
耳を塞がない上、見た目もオシャレで、ファッションアイテムとして使えます。有線ですが、非常に軽量で耳につけていてもあまり気になりません。
ソニー SONY イヤホン STH40DJP
安定のソニーのイヤホンです。骨伝導ではなく、ソニー独自の技術による耳を塞がずに周りの音を聞けるイヤホンなので、音質を気にする人にもおすすめです。
こちらも有線ですが、つけ心地が良く、耳の穴も塞がないので疲れにくいです。
ワイヤレスタイプもあります。
TREKZ AIR AFT-EP-000007
軽くて丈夫なチタリウムバンド、耳にもかけやすく、操作性も非常に高いです。
特殊素材のために水にも強く、外で使うには最適です。ランニングなどをする人にもおすすめですね。
バッテリー持続時間も結構持ちますので、長時間の使用も問題ありません。音質は、やはり同価格帯の通常イヤホンに劣るのですが、外で音楽を聴く分には問題ないと思います。