2018年最新版!きららアニメの売り上げを作品ごとに全て紹介!
ここでは、各作品の第1巻売り上げを基にランキングにしております。第二期や劇場版などは除外です。純粋な作品の人気を測る指数としてはやはり円盤売り上げが一番ですよね。
期間は2007年から2018年までになります。
目次
第1位〜第5位
1位 けいおん!43,883枚
堂々の第一位はやっぱりこの作品、『けいおん!』です。放課後の軽音部の活動をゆるーく描いた作品です。
作画クオリティに定評ある京都アニメーション制作で、ちょっとした社会現象になりました。
円盤売り上げは他の作品とは圧倒的な差をつけました。
第2期、劇場版も大ヒットし、原作漫画の終了と共にブームは沈静化しましたが、2018年に待望の復活。
伝説はまだ終わりません。
2位 ゆるキャン△ 13,522枚
女の子達がゆるーくキャンプをします。小道具の使い方など、キャンプの知識もしっかり紹介してくれるので、このアニメをきっかけにキャンプを始める人も増えてきました。
もちろん、女の子も可愛く描かれており、表情や動きなんかもたまりません。
これだけの人気作品なので、2期も非常に期待されてますね。
自然の背景や、その雰囲気に合う音楽も含め、世界観にとてもマッチしていて作品としての質も非常に高いです。
3位 ご注文はうさぎですか?? 12,500 枚
喫茶店ラビットハウスを舞台に、お店で働く女の子達の日常を描きます。
ココアやチノをはじめ、女の子の可愛さも魅力ですが、たまにシュールなギャグもはさんでくるので、けっこう笑えるのも良いですね。
世界観にマッチした音楽も非常に素敵で、ごちうさのサントラは必聴です。
第2期、劇場版も大ヒット。3期も期待ですね。
4位 ひだまりスケッチ 8,512枚
きららアニメの伝説は、ここから始まりました。
美術高校の寮、ひだまり荘で暮らす女の子たちの日常を描きます。
2007年にアニメ化し、現在は第4期まで作られ、OVAや特別編も何度も作られています。
アニメ制作は『まどマギ』や『化物語』でおなじみのシャフト。初期のアニメでは実写や美術っぽいコラージュを使った演出も凝っています。
逆に最近のは原作に忠実な作画で、私服姿などが非常に可愛いですね。
5位 きんいろモザイク 6,582枚
イギリスからの留学生、アリスやカレンと共に同じ高校へ通う女の子達の日常を描きます。
アニメは現在2期まで放送、劇場版も公開されました。
日本と異国のギャップが笑いを誘います。
やはり、人気作品というのは作品のこうした背景や演出含め、しっかりと作り込んでくる印象を受けます。
声優さんの英語の発音の上手さや、海外の文化など、ステレオタイプなイメージだけで作られていないのが分かります。
第6位〜第10位
6位 NEW GAME! 5,864枚
ゲーム制作会社で働く女の子の、仕事で成長していく姿を描きます。
第2期まで制作され、「今日も一日がんばるぞい!」はちょっとした流行語にもなりましたね。
仕事をしている社会人だからこそ共感できる部分もあるようです。
他のきらら系アニメが高校などの学校が舞台になる事が多い中、この作品の主人公、青葉は社会人です。
憧れのゲーム会社、社員は皆可愛い女の子。ですが、時には仕事で衝突する事も。
そうやって少しずつ青葉は成長していきます。
7位 Aチャンネル 5,289枚
高校生4人の日常を描きます。
どの人気作品にも、それぞれ何かテーマがあったりしますが、この作品には軸になるテーマはありません。みんな普通の高校に通う女子高生です。
ただ、学年の一つ違うトオルがはちゃめちゃな行動を起こしたりするなど個性的で、ギャグ色の強い作品です。
原作とアニメでそれぞれ違った楽しみ方ができると思います。
8位 GA 芸術科アートデザインクラス 4,754枚
美術学校に通う女の子達の日常を描きます。
美術雑学や、美術系学校のあるあるネタがおもしろおかしく紹介しているのが楽しいですね。
女の子達はみんな個性豊かで、そんな個性を「色」で表現されていたりするのも面白いですね。
ED曲は各キャラによってアレンジが違うなど、何度も見たくなるようなネタがたくさんあるのも魅力です。
もっと売れても良かったのではないかと思える、過小評価された作品だと個人的には思います。
9位 ハナヤマタ 3,508枚
よさこいを通じて成長する女の子達の物語です。
「よさこい」をテーマにするというちょっと変わった作品ですが、仲間との出会い、そして頑張る姿はまさに青春。
アニメ、原作共に色使いがとても美しく、その中で動き回り、踊り回る女の子達の姿も綺麗です。
こちらもよく売り上げのわりに過小評価されている作品とよく言われます。
10位 ブレンドS 3,093枚
それぞれ「属性」を演じて接客をする喫茶店「スティーレ」を舞台に、その従業員達との交流を描く作品です。
きらら系作品にして珍しく男性キャラも登場します。
もちろん、女の子はみんな可愛いのですが、ラブコメ要素もあって男女問わず楽しめます。
作品のテンポも良く、ツンデレ、ドM、男の娘などのベタな属性も面白おかしくギャグに昇華されています。
第11位〜第15位
11位 ゆゆ式 3,082枚
野々原ゆずこ、櫟井唯、日向縁の仲良し3人組の日常を描きます。
『Aチャンネル』同様に作品の軸となるテーマはありません。
ただ、3人の何気ない言葉のやりとりや、その場の空気感なんかはちょっと独特で、癖になります。
シンプルながらキャラの魅力だけで作品を面白くしてます。
アニメのコアなファンも多く、2期を待ち望む声も多いですが、残念ながら今の所現実には至っておりません。
12位 夢喰いメリー 2,851枚
夢と現実の境界を舞台に、人の夢が視える少年と幻界から来た少女が繰り広げるバトル・アクションストーリーです。
きらら系アニメとしては珍しい、バトル物で少しシリアスな作品です。
ちょっと不思議な世界観で、原作を読んでいないとわかりにくい設定・演出なためか、ファンの間では賛否両論です。
ただ、メリーはカッコ可愛いし、世界観や雰囲気を楽しむのには悪くないアニメだと思います。
13位 がっこうぐらし! 2,426枚
ゾンビによって汚染された世界で、学校を拠点にして生き延びる女の子達のサバイバルホラー作品です。
こちらもきらら系作品としては異色ですね。
しかも、かなりエグい描写もあって初見の人は驚くと思います。
アニメでは、原作のシリアス部分を上手いことオブラートに包んでいて、表向き学校生活をする様子を描いているシーンが逆に不気味さを際立たせていて良かったです。
第一話はツイッターやニコニコ動画で大きな話題となりましたが、売り上げはあまり伴いませんでした。
14位 あっちこっち 2,224枚
ツンデレな少女つみきと朴念仁の伊御を中心として繰り広げられるラブコメディです。
私は二人の関係に思わずニヤついてしまうのですが、作品の評価はあまり良くありません。
原作の良さがアニメでは描ききれていないという意見も多く、賛否両論です。
原作はわりとドタバタギャグコメディなのですが、アニメではきらら作品らしく、ゆるーい日常系要素を強めたために、勢いを止めてしまっている、と感じる人が多いみたいです。
ゆるーい感じのラブコメ作品として見れば私はアリだと思います。
15位 桜Trick 2,110枚
いわゆる百合モノ。
それも、きらら特有の女の子同士の友情などではなく、恋愛対象としてガチな方です。
普通にキスしたり、他の子と仲良くすると嫉妬したり、けっこうガチな感じなので、ちょっと人を選ぶかもしれません。
ギャグ要素も多いですが、唐突なキスシーンに戸惑う視聴者も・・・。
作品の質はとても良くて、絵も綺麗なだけに、方向性がちょっとマニアックなためにこの売り上げと考えると納得してしまいます。
第16位〜第20位
16位 三者三葉 2,099枚
3人の女子高生とその周りの人達によるドタバタギャグストーリー。
ここで紹介するアニメ化作品の中では、実は原作の歴史が一番古く、連載開始からアニメ化までの期間が最も長かった作品です。
個性の違う3人の女子高生が織りなす掛け合いは、やっぱり見ていて楽しいですね。
ただ、作品に関して特筆すべき点がないというのも事実。キャラもよく動くし、とても可愛いのですが、もっと早くにアニメしていればなあと惜しまれます。
17位 スロウスタート 1,914枚
中学3年生の一之瀬花名は、高校入試当時つにおたふく風邪で受けられなかった事により、中学浪人してしまい、他の子よりも一年遅れてスタートする、というストーリーです。
自分が浪人してしまったという後ろめたさから、高校で初めて出来た友達との距離に悩みながらも、次第に心を開いて行くようになります。
きらら作品らしい、ゆるーい笑いを基本としているし、「おたふく風邪で浪人」というのもささやかな笑いのネタになりますが、その事を気にする花名の心情が辛くて、応援してあげたくなってしまいます。
そのあたりの描写がとても丁寧に描かれていてよかったのですが、原作の都合上、最後まで花名が友人たちに全てを打ち明けるところまで至らなかったという意味では、終わり方が中途半端に見えてしまったのかもしれません。
18位 城下町のダンデライオン 1,787枚
ごく普通に街中で生活する櫻田家。しかし父親は国王様で、子供達は全員特殊能力を持つ王家の一族。そんな三男六女の兄弟姉妹から、次期国王が国民投票によって選ばれるというストーリーです。
普通の学生なのに王族で能力持ちという、きらら作品の中でも特にぶっ飛んでいるよくばり設定ですが、出てくる女の子はみんな可愛いし、普通に笑えます。
一応、主人公は三女の茜という子なのですが、兄弟姉妹全員にスポットが当てられており、異能バトルあり、兄弟愛あり、ラブコメありのいろんな要素が楽しめます。
19位 こみっくがーるず 1,774枚
主人公の薫子はペンネーム「かおす」として漫画を描く女子高生。ひょんな事から漫画家が集まる女子寮で暮らす事になり、同じ漫画家仲間と共に成長していく様子が描かれます。
主人公の表情が豊かで(感情が不安定すぎて)それだけでもポンコツダメっぷりが面白くて可愛いです。
薫子が良い意味で周りを掻き回してくれるドタバタギャグ要素が強いので、普通に笑えます。
ただ、作中のキャラ達が描いた作品が面白そうかいえばうーんと思うところもあり、そういう細かいリアリティを気にしちゃうとキリがないのかなあという感じでしょうか。
20位 わかば*ガール 1,331枚
世間知らずなお嬢様、小橋若葉と、そのクラスメートとの日常を描きます。
周りとの環境が違う世界にいたせいで、普通の女子高生として友達との距離感が分からない、という意味では『スロウスタート』に近い設定かもしれませんが、内容はこっちの方がギャグに特化しており、そのズレた掛け合いが笑いを誘います。
作者は『きんいろモザイク』の原悠衣先生なので、こういうズレた感性からくるギャップの笑いには安定感がありますね。
第21位以降
きらら作品の中では「爆死」と言われてしまう作品・・・
決してアニメの出来が悪いわけではないです。
21位 幸腹グラフィティ 1,279枚
女の子の食事を通して次第に交流を深めていく様子を描きます。
幸せそうに食事をする主人公をはじめ、暖かい雰囲気に包まれた作品なのですが、
食事シーンが受け付けない、という人が多かったみたいです。製作はシャフトという事もあり、料理の作画も丁寧だっただけに、近年のきらら作品の中では、思った以上に売れなかった作品の一つです。
22位 はるかなレシーブ 1,267枚
ビーチバレーに青春を捧げる少女達の日常を描きます。
きらら系列の作品にしては珍しくスポーツを主軸としたストーリー性の強い作品で、キャラの頭身も高めです。
キャラは可愛いですが、結構スポ根していると思います。きららの部活モノって、『けいおん!』みたいにゆるーくやっているイメージが強いですが、こちらの作品では、それぞれのキャラに負けられない強い想いが描かれ、しっかりと勝ちに拘っていくところが良いですね。
ただ、一方で「きらら特有のユルさ」みたいなものが薄く、キャラ萌えよりも普通の青春ドラマっぽいストーリーに円盤の購入層に刺さらなかったようです。
23位 かなめも 1,208枚
ひょんな事から新聞の専売所で働くことになった中町かなと、周りの人との交流を描くドタバタコメディです。
とても良いお話で、笑えるところはちゃんと笑えるのですが、当時から絵柄が若干古いと言われたり、主人公の境遇が結構リアルで重い部分が気になってしまう人も多かったようですね。
24位 アニマエール! 1,114枚
チア部を盛上げるべく、主人公のことりはメンバー集め、練習、そして高所恐怖症を克服するべく奮闘します。
部活を通して仲間との絆や成長が描かれる、きらら王道のパターンですね。
制作はぬるぬる動く作画クオリティに定評ある動画工房なのですが、主力の作画スタッフ達は同じ時期に放映されていた別作品を担当していたため、チアという、ダンスをメインでやる作品にしては作画カロリーが若干控えめだった事が少し残念。
ただ、それでも作品クオリティが低いという事は決してなく、程よく笑えて安心して見ていられる作品です。
25位 あんハピ♪ 1,106枚
不幸を背負った少女達が、「幸せ」になるべく奮闘する姿を描きます。
きらら作品の中ではかなり設定がぶっ飛んでおり、特に主人公の花守ゆみりの行く先々には常に不幸な出来事が起きてしまい、それでもマイペースでポジティブな彼女をはじめ、工事現場の看板に恋する瑠璃など、他のキャラ達も個性豊かです。
やはり、「キワモノ」扱いされる作品は人を選ぶようです・・・。
26位 キルミーベイベー 993枚
普通の女子高生のやすなと殺し屋ソーニャの二人のちょっぴりバイオレンスな日常を描きます。
基本は二人の掛け合いがメインで、たまにあぎりさんなどの他キャラが登場します。(原作に比べてアニメはサブキャラ登場頻度多め)
ネット上では、売れなかった事でよくネタにされる作品なのですが、円盤のBOXセットは5000枚以上売り上げており、実はここの数字で言われるほどの爆死はしておらず、むしろ成功している部類の作品です。
27位 うらら迷路帖 704枚
占い師の町で、うららと呼ばれる占い師を目指す少女達の日常を描きます。
独特のファンタジー世界で、それ故にとっつきにくいと感じる人も多かったみたいです。
また、放映時期も悪く『けもフレ』をはじめ、同時期に放映されていたアニメのインパクトが強すぎた事も原因です。
ストーリーはともかく、キャラはもちろん可愛いですし、きらら王道のゆるーい日常ギャグは健在です。
原作イラストはとても美しく、世界観にマッチしていて、女の子の可愛さと絵の美しさはきらら作品屈指と言えます。
28位 ステラのまほう 631枚
主人公たまきが、同人ゲームの製作を通して成長する姿を描きます。
一応、日常系ではあるのですが、ゲーム製作にみんな一生懸命で、ちゃんとストーリーがあります。
OP、EDをはじめ、原作の扉絵イラストなどのセンスはとても高いです。
ただ、きらら作品の過去最低売り上げを作ってしまっただけに、ネット上では新たなネタ作品となってしまいました。
番外編:ドージンワーク
※当時は売り上げ記録が出ていなかったため、実質最下位扱いですが、アニメパートと声優の実写バラエティの30分枠なので、他作品に比べるとちょっと特殊です。
まとめ・きらら系アニメの魅力について
こうして作品全てを並べてみると、どれも個性豊かな作品ですよね。
よく、「日常系萌えアニメは中身が無いからつまらない」と言われる事が多いです。
しかしここで紹介した作品で、中身のない作品というものはありません。
きらら系のアニメはどれもクオリティが高く、ハズレがないのです。もちろん、好みの問題はありますが、クオリティに問題のある作品はほとんど無いので、どれを見ても楽しめると思います。
『ひだまりスケッチ』から始まったきらら系アニメの系譜ですが、アニメ化される作品数は最近になるにつれてどんどん増えています。
どれを見るか迷った時は、こんな売り上げ順から作品をチェックするのも面白いと思いますよ。