世界的大ベストセラー小説『ハリーポッター』って?

『ハリーポッター』シリーズはイギリスの女性作家、J・K・ローリングによる児童文学・ファンタジー小説です。
全7巻(4巻以降は上下巻)で、1巻ごとにストーリーの中で一年が経過します。
児童文学という枠を超え、大人にも熱狂的に支持された大長編ファンタジー小説は、全世界で5億部を売り上げ、世界で最も売れた小説と言われております。
そんなハリーポッターは、1996年の8月にイギリスの小さな出版社から出版されました。
初版はたった500部しか発行されなかったものの、口コミで瞬く間に評判が広がり、翌年にはベストセラーとなり、海外にも出版され始めます。
そして1999年の12月8日、日本でも刊行されたのです。
しかし当初は日本でもあまり注目はされておらず、静山社という小さな出版社からの出版でした。
ところが2001年11月に『ハリーポッターと賢者の石』が劇場公開されると、日本でも人気に火がつき、劇場作品もシリーズ化されて最終巻まで映画化されました。
2007年に原作小説が完結したものの、現在でもスピンオフシリーズの刊行、劇場版作品は定期的に公開されており、作品の世界観はさらに広がりを見せています。
ハリーポッターってどんなお話?
1990年代のイギリスを舞台に、魔法使いの少年ハリー・ポッターの学校生活や、ハリーの両親を殺害した張本人でもある強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描いた物語です。
物語の魅力はなんといっても、主人公ハリー達が通う魔法学校での寮生活の様子や、個性的で魅力的な頼れる仲間達、そして独特な魔法や魔法道具、美味しいのかどうかよく分からない謎のお菓子など、とにかくユニークなものがたくさん登場します。
魔法学校という、日々不思議な事が起こらないはずがない空間の中で、ハリー達は魔法を学びながら仲間達と青春を謳歌しつつも、一方で自分の両親を殺した闇の魔法使いヴォルデモートと対峙していきます。
ハリーポッターの誕生秘話って?
これも有名なお話ですが、作者のJ・K・ローリングは、ハリーポッターを書きあげる前は生活保護を受けるシングルマザーでした。
喫茶店で一杯のコーヒーで一日粘って書き上げたと言われております。
小説を書き上げた後も、いくつかの出版社に持ち込んでは断られ、ようやく出版出来たのは、とても小さな出版社でした。
原作を読んでみればわかるのですが、主人公ハリーが成長する1巻から7巻までの7年間は綿密にストーリーが練り上げられており、ローリング女史は既に1巻の時点で最終巻までの構想はほぼ出来ていたと言われています。
原作1巻の時点で魔法学校は入学から卒業まで7年間である事が明示されており、1年を1巻としているため、7巻まで書きあげる事を前提にした小説なのです。
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