世界最大のオタクの祭典はこうして始まった
コミケことコミックマーケットは、毎年8月と12月の年2回、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される世界最大のオタクのためのイベントです。
年々参加者は増加しており、近年では海外からもコミケに参加するために来日する人もいるほどです。
どんな事が行われているかについては今更書くまでもないでしょう。
そんなコミケの始まりは、72年7月に開催された「日本漫画大会」という同人イベントでした。やがてこのイベントから分裂して1975年の12月21日の同人誌即売会「コミックマーケット」の第一回が開催されます。
開催地は、現在の国際展示場ではなく、虎ノ門日本消防会館会議室で行われました。現在は建て替えられているため、実際の広さは分かりませんが、ちょっと広めの貸し会議室程度だったと思われます。
サークル数は32、参加者も700人程と、現在の他の同人イベントに比べてもかなり小規模なものでした。
もともと、同人サークル主宰による同人イベントであり、イベント母体も存在しなかったため、その後も分裂騒動などを経て、やがて理念も統一されていきました。
コミケ初期の会場は毎年場所が変わり、やがてしばらくは東京国際貿易センターで開催されるようになりました。
現在のように国際展示場(ビッグサイト)で開催されるようになったのは1996年からでした。
今後のコミケはどうなっていくの?
ちなみに今年は2019年12月28日(土)に冬コミが開催されます。
そして2020年は東京オリンピックを控えており、会場を移転するなどの騒動がありましたが、開催時期をずらす事で国際展示場での開催が可能となりました。
2020年のコミックマーケット98は、5月2日から5日の4日間開催するとしています。
会場は今までと違って変則的になるようなので、参加される方は、目当てのブースなどはよく確認するようにしてくださいね。