にじさんじの日が制定されるまで
にじさんじは、いちから株式会社が開発するiPhone X専用のスマートフォンアプリを使用して運営する、同名のバーチャルライバーグループです。これまでニコニコやyoutube、ツイキャスなどで生配信をしていた個人配信勢が、二次元のイラストを動きや表情によって動かせるようになるLive2Dモデルを操作する事で、vtuberとして活躍しています。
月ノ美兎、樋口楓、静凛らの人気Vtuber達が所属し、彼女達以外にも続々と参入して、現在は100名近い人数が所属しています。
そんなバーチャルライバーグループ「にじさんじ」が2と3のつく日であり、2018年2月から本格的に活動を開始したという理由でこの日を「にじさんじの日」として正式に決定しました。
初期は月ノ美兎を中心に、vtuber個人勢とほとんど変わらない地道な活動が続きましたが、人数が増えていくにつれてvtuber界における一大勢力となっていきました。
何故にじさんじはここまで大きくなったのか
vtuberが突然ブームとなった2018年、最初に名前が売れ出したのは元祖vtuberのキズナアイや、ミライアカリ、シロ、ときのそら等の企業系vtuberでした。
もともとvtuberは3Dモデルの制作と、全身を動かすための機材を揃える必要があるため、初期投資が大変なので企業でないと参入は難しいとされていました。
しかし、Live2Dという二次元イラストを動かす技術と、人の動きと表情を取り込む技術は既にあったため、vtuber個人勢もこの時期、大量に増えたのです。
にじさんじ勢はその中で徐々に頭角を表していき、基本的には個人での生放送を中心に活動していき、ついには人気の高いにじさんじライバーには3Dモデルなども用意してもらえるようになりました。
一方、初期から活動していた企業系vtuber勢は運営と中の人で揉め事を起こしたり、企業主体であるために動画上の様々な制約もあって思うように活動出来なかったり、2019年以降はvtuber界隈全体の人気が落ち着いてき事もあって伸び悩んでいました。
その点、配信環境と2Dモデルだけを用意し、あとは個人に任せるにじさんじは、低コストで人数を多く抱えられ、それぞれの個性が目立ったので、いつの間にかグループで活動するvtuber勢力としては最も大きな勢力となったのです。