実はいくつもある『漫画の日』
2月9日は漫画家・手塚治虫の命日です。2016年にそんな手塚治虫の命日を忘れないようにと、漫画の古本や、同人誌を扱う書店の『まんだらけ』がこの日を「漫画の日」として制定しました。
実は、漫画の日は全部で3つあり、2月9日以外には7月17日と11月3日も「漫画の日」なのです。
7月17日は、英国でイラスト入り諷刺週刊誌「パンチ」(「ポンチ絵」の語源、1841年~1992年)が発刊された日を記念して制定された日です。
11月3日は漫画家・手塚治虫の誕生日であり、日本漫画家協会と出版社5社が平成14年(2002年)に制定しました。ちなみに正式表記は「まんがの日」です。
2019年最も売れた漫画は何?
せっかくなので、去年の漫画売上についてちょっと語りましょう。
ワンピースを抜いた鬼滅の刃
これまで、圧倒的な発行部数で毎年年間売上TOPだったワンピースが陥落し、鬼滅の刃が1位という偉業を達成しました。
ジャンプらしい王道展開に、個性的なキャラクター、そして続きがついつい気になってしまうシリアスな展開に、10代の男女から圧倒的な指示を受けています。
昨年はアニメも放送された影響が大きいですが、原作漫画も終盤に向けた展開が続いており、話の盛り上がり的にもピークだった事が売り上げを後押ししました。
少年漫画の王道が圧倒的人気を誇る中、毎年安定して人気の高いラブコメも、2019年は豊作でした。
中でも『五等分の花嫁』と『かぐや様は告らせたい』は特に話題になりましたね。どちらも、同時期にアニメ放映だった事もあり、両方のファンという人も多いと思います。
可愛いヒロインで選ぶなら『五等分の花嫁』、主人公もカッコ良くて女子受けが良いのが『かぐや様』という感じですね。
ダークホースなのが、いわゆる「なろう系」と呼ばれる異世界転生モノの『転生したらスライムだった件』。
web小説から始まった本作品は、ラノベによくある異世界転生モノですが、主人公がスライムとちょっと風変わりながら、きっちり無双します。