※バイトちゃん、バイト中
最初は大学生が作ったwebサイトだった
Yahoo!(ヤフー)は、アメリカのカリフォルニア州で創業したインターネット関連サービスを運営する会社でした。
その始まりは、1994年、スタンフォード大学の楊致遠(ジェリー・ヤン)とデビッド・ファイロによって作られたウェブディレクトリでした。
2人は、自分達が興味深いと思うwebページをジャンル別にまとめたwebサイトを作り、このサイトの使い勝手が評判となり、1995年3月1日、アメリカ合衆国カリフォルニア州に Yahoo! Inc. を共同設立し、会社法人として事業を開始したのです。
インターネットが本格的に普及し始めると、検索サイトの草分け的存在であったyahooは世界で最も人気のポータルサイトになりました。
Googleが台頭した現在でも、日本ではそれなりのシェアを誇っています。
因みにyahoo! Japanの運営会社はソフトバンクになりますが、そのきっかけは、yahooの出資会社の中にソフトバンクも入っていたのです。
googleの出現と衰退
2000年代前半までは検索ポータルサイトとして勢いのあったyahooですが、一方でユーザーからの検索需要が増えると、yahooでは表示されないサイトまで検索をしてくれるgoogleが台頭し始めました。
yahooでは、自分のサイトを検索結果に表示するためには登録が必要だったのです。そのため、変なサイトや怪しいサイトは表示されないというメリットはありますが、情報が目まぐるしく変わるインターネットにおいて、新しく誕生したサイトがすぐに検索結果に表示されない上に、ユーザーが欲しい情報を網羅しきれないという欠点を抱えていました。
その結果、AIが自動で世界中のサイトを集めてインデックスしてくれる上、非常に早いスピードで検索処理を事項してくれるgoogleの検索エンジンが優秀だということにみんなが気付き始めてしまいました。
その後は検索エンジンの性能ではgoogleには敵わないと判断したyahooは、googleの検索エンジンを使うようになったのです。
yahooは様々なwebサービスを買収していくも、メールサービスなどはGoogleに遅れを取り、2000年代後半には経営が傾き始めます。
2008年にはリストラが始まり、マイクロソフトなどがyahooの買収に乗り出すなど、その後は経営難が続きました。
検索エンジンとしては完全にgoogleに優位性を取られてしまったために、買収したwebサービスからの事業継続を常に模索し続けましたが、結局2017年にアメリカ法人のyahooは解体されました。
中核事業を失い、売れ残った事業でyahoo!はAltaba Inc.(アルタバ)へと改名します。
日本法人のyahooは、親会社がソフトバンクなので現在でも残っています。